ね、楽譜とかコードのところで とか とか って文字よく見るんだけど、ドとかレとかとは別物?
あー、それね。同じものを違う書き方してるだけなんだ。
ド = 、レ = 、ミ = 。
あ、対応してるんだ。
うん。鍵盤の白鍵に、ドレミの7音と、CDEFGAB の7文字が、それぞれ1対1で割り当てられてる。
英語圏(と理論書)では CDEFGAB を使う。日本では日常的にはドレミ、楽譜やコード表記では CDE をよく使うんだよね。
両方おぼえないといけないのか……。
慣れたら自然に切り替わるよ。基本は 同じ場所を指してるだけ っていう感覚で OK。
黒鍵には「♯」か「♭」を足す
ちょっと、白鍵だけ7文字って、黒鍵には名前ないの?
あ、あるよ。黒鍵には、隣の白鍵の名前に ♯(シャープ) か ♭(フラット) を足して呼ぶんだ。
と の間の黒鍵は、C から見て 半音上 だから 、D から見て 半音下 だから 。
つまり、同じ鍵盤に 2つの名前 がある。
え、同じものに2つも名前があるの?まぎらわしくない?
うん、ちょっと不思議だよね。でも文脈で使い分けるんだ。
を基準にしてる話なら を使うし、:noteD を基準にしてる話なら を使う。
へえ、まわりの音との関係で決まるんだ。
白鍵7文字+黒鍵に ♯/♭
音名は CDEFGAB の7文字(白鍵)が基本。黒鍵は隣の白鍵に ♯(半音上)か ♭(半音下)を足して呼ぶ。同じ黒鍵に2つの名前がつく。
7文字でひと回り、次のオクターブ
じゃあ、B(シ)の次はどうなるの?8文字目があるの?
ううん、B の次はまた C に戻る。鍵盤を右に進むと、CDEFGAB CDEFGAB …… と、7文字がぐるぐるくり返す。
ひとまわりぶんの距離を「オクターブ」って呼ぶよ。
同じ名前が、高さ違いでくり返してるんだ。
うん。同じ でも、低い と、高い はオクターブ違いの仲間。
ふーん、文字は12個もいらなくて、7文字でやりくりしてるのか。
Q&A
Qなぜドレミと CDE の2つがあるの?
歴史的な経緯だよ。ドレミ系(イタリア語起源)は歌う時に使われ、CDE系(英語)は楽譜やコードの表記で使われることが多い。指してる音は同じ。
Qドイツ語の H って聞いたことあるけど?
ドイツ語圏では B のことを H と書くんだ(紛らわしいけど)。日常的には CDE 系で読めば困らないよ。
Q日本語の「ハニホヘト」は?
日本古来の音名で、C=ハ、D=ニ、E=ホ、F=ヘ、G=ト、A=イ、B=ロ。「ハ長調」の「ハ」は C のことだよ。